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やまね洞 で居眠りしていたいけど(ひとり本屋のぶつぶつ)

ひとり本屋「やまね洞」の中のねこ店員(ニンゲン)が、本などの話を思いつくままに。

2020年の大河ドラマは戦国時代に戻りますか

 ニュースを片耳で聞いていたため、てっきり来年の話と思っていました。来年のことなら少し書いてもいいかなと思ったのですけど、そうじゃなかったですね。失礼しました。

そう言いながら、書いています(笑)。

大河ドラマ自体は、見たり見なかったりしていますね。
今年の「西郷どん」は見るほうに入りました。見てます、はい。

 

聞いた話では、大体3年先のネタまでは決まっているそうですから、2021年までは決定しているのではないかと思います。

2019年の大河ドラマは 1964年の東京オリンピック

2019年 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」出演者発表 第2弾 | 大河ドラマ | NHKドラマ

そうでした。そうでした。
「マラソンの父」金栗四三(かなくり しそう)氏が主人公と聞いて、どうやって話をつくるのかなあと素朴に思っていたのですが、古今亭志ん生がもう一本のストーリーになるんですね。ストーリー的にかなり幅が出てくるような気がして、ちょっと楽しみになりました。

 

さて。今回のニュースです。
再来年、2020年の大河ドラマの概要、主役が発表されたんですね。
せっかくですから、ちょっとだけ下準備を始めましょうか。

 

www.nhk.or.jp


天文年間(1532-1554)から話を始めるということなので、京都では、足利義晴三好長慶らが争っていて、室町幕府の地方の諸国への実態的な影響力がほぼ消滅してくるころといっていいですかね。

光秀は、斎藤道三に仕え、その後、紆余曲折あってから足利義昭織田信長の家臣となっていくわけですが、基本的に、あまりしっかりとした、光秀本人の人物伝は作られていません。

若いころのことがよくわかっていませんので、子役はどうでしょう、出てこないかも、ですかねぇ。第1回から長谷川博己氏が登場してきたりして。
「西郷どん」も子役は1回じゃなかったでしたっけ。

 

最も基本的な参考文献となるのはこんなところでしょうか。

高柳光寿『明智光秀人物叢書 吉川弘文館 1958年
 (新装版は今も入手可能)

桑田忠親明智光秀講談社文庫 講談社 1983年
 (単行本は、新人物往来社から1973年に刊行されています)

 

さらに、藤田達生氏が概略を整理されていますが、これは2015年の情報になります*1


これらに、斎藤道三織田信長及びその父、織田信秀の情報、さらに、最近の戦国研究の情報を追加していけば、だいぶ準備が進むということになると思います。とはいえ、上記本を読むだけでもしんどいわいと思う人もいらっしゃるでしょうが・・・。
道三や信長については、次の機会で紹介してみましょうか。

 

ところで、当「やまね洞」の書棚には、

山岡荘八織田信長』1~5

 山岡荘八歴史文庫 講談社 1987年 

があったりします。
戦前から戦後の歴史小説といえば、吉川英治の名前が挙がりますが、山岡荘八もよく読まれた小説家のひとりです。実はこれ、猫店主の父の本です。戦中生まれの父はこうした本をよく読んでいたようです。

 

ちょっとだけご紹介でした。

 

*1:藤田達生福島克彦明智光秀(史料で読む戦国史)』八木書店古書出版部 2015年

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